起重機船 × 塩害対策モデル(BLP®)
海上・沿岸の重塩害環境でも安心して設置できる産業用蓄電システム〈BLP® 塩害対策モデル(LB0700HN-S)〉を起重機船に採用。既設発電機と連携して夜間や停泊時の居住区電力を蓄電池から供給することで、燃料費削減・静音・省エネ・労務環境の改善を同時に実現します。IP66 / C5-M の塩害保護により、塩分・湿気・振動といった過酷環境でも安定運用が可能です。
導入背景
従来は船内発電機で居住区へ給電していたため、振動・騒音・排ガスの課題が常時発生。燃料価格高騰と脱炭素化の流れを受け、発電機稼働の最適化と環境改善が急務でした。発電機(3相200V)とBLP®は接続が容易で短工期で導入でき、海上環境(塩害・湿度・振動)に耐える堅牢設計が採用の決め手になりました。
運用イメージ
既設発電機の余剰電力をBLP®に充電し、夜間・休憩時に放電。居住区への電力を蓄電池でまかなうことで、船内の騒音・振動・・排ガスを抑え、静音・省エネ運転を実現します。既存船への後付けにも対応します。
起重機船への納品実績(抜粋)
主な用途:夜間電力(静音・省エネ運転を重視)
設置場所 |
新築/既築 |
長崎県 |
新築造船 |
熊本県 |
既築 |
鹿児島県 |
既築 |
市場機会
船舶業界を取り巻く環境変化と市場動向
脱炭素規制と燃料高騰が追い風となり、船舶用蓄電池の需要が急速に拡大しています。船舶の環境対応やコスト削減の切り札として、蓄電システム導入が広がりを見せており、中小造船所でも導入検討が活発化しているため、提案商材としての期待が一層高まっています。
導入効果
- 燃料費削減:夜間の発電機連続運転を抑制
- 静音・快適性:振動・騒音・排ガスの低減で居住環境を改善
- 労務環境の向上:睡眠の質や健康面に好影響
- 耐塩害・長寿命:IP66/C5-M準拠の筐体設計で安定稼働